テーマは「リング 」- あるwedding highlight filmのつくりかた

最近は撮って出しが多いですが、時間をかけて編集できるハイライトフィルムもやっぱり好き。
今回は編集のポイントを少しだけ紹介します。

まずは二人を見極めることから。
二人が落ち着いた雰囲気なのにポップな曲を使ったり、
合わないシーンを使ったりするとめちゃくちゃになりますね。
逆に賑やかな二人なのに無理やり落ち着いた雰囲気にしようとしても無理が出る。
どんな二人でどんな一日だったか。
1つのテーマを見つけると編集しやすいかも。

今回の二人のテーマは「リング」
螺旋状のチャペル、円形の披露宴会場、そして指輪
偶然にも一日の全てを「ring・輪」のイメージで表現できることに気がついた。

映像のスタートは新郎新婦がチャペルの説明を受けているシーン。
広島県福山市にあるこのribbon chapelは
「ふたつのリボン(二人の道)が出逢い、ひとつになってバージンロードを歩いて結ばれる」
というような意味があるらしい。
映像を見ても会話の内容は二人にしかわからないけど、
二人には「チャペルの意味を忘れないで欲しい」というメッセージを込め、
初めて見る人にも何かを伝えようとしていることに気づいてもらえるように。

そして映像は挙式の進行と同時に
チャペルの意味を体現するように別々のルートから来た二人が
チャペルの頂上で出会い、誓約をして結ばれ、一つの道を歩いていく。
チャペルの意味を再現したことが前半の見せ場。

後半のポイントはレストランの大きい輪。
会場の中でも外でも、会場の形を生かしてグライドカムを使ってたくさん撮影したので
テーマに沿ってぐーるぐる回るような映像で全体に統一感を出すことを目的にして。

そしてもう一つのポイントは牧師さんの言葉。
誓約、二人へのメッセージ、指輪交換まで
全体を通して一人の人にストーリテラーになってもらうことで
さらに全体の統一感を増せた。

これらのことは言われないと気づかないかもしれない。
それでもいいし、見た人が全然違う解釈を持ってもいい。
それでもそこに込めたメッセージやテーマがあるからこそ、
何か伝わる映像になると信じているし、
何も伝わらないものよりはずっといい。

後日いただいた二人からのメッセージ

クリスさん達のおかげで、良い思い出ができました!
この幸せな映像があれば、これから先何があっても乗り越えれそうです。
大切にしていきます。

教会式はリゾートホテル ベラビスタ境ガ浜
披露宴はmiyako wedding
今回の二人はスタンダードフィルムプランでした

Cinematographer | Chris Moore
Editor | Aya Akamatsu